小腸の病気について学ぼう

小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

*

麻痺性イレウスの介護や治療薬は?食事をしても大丈夫?

   

腸管の動きが鈍くなり、

排便が困難になることによって起こる麻痺性イレウス。

 

麻痺性イレウスと診断が下ると、

通常は絶飲食で、

補液、

胃管の挿入などの

一般的な保存的治療で経過観察をします。

 

腸管の拡張が著しい場合は

イレウス管の挿入を行います。

 

スポンサーリンク

 

麻痺性イレウスの治療

麻痺性イレウスは機能的イレウスに属します。

機能的イレウスは腸管の器質的な病変が無いイレウスです。

 

ただし臨床ではしばしば麻痺性イレウスは、

腸管の器質的な病変を伴う

機械的イレウスとの鑑別が必要になります。

 

検査によって明らかに

器質的狭窄が無いと判断できる場合は、

腸管運動改善薬の投与を検討しても良いとされています。

 

腸管運動改善薬としては、

パントテン酸製剤、

プロスタグラジンF2製剤、

ワゴスチグミンなどです。

 

器質的狭窄が明らかに無いと

考えられる時はこれらの薬の投与を検討して構いませんが、

腸管穿孔を誘発する危険性がありますので、

腸管運動改善薬の投与には十分な注意が必要です。

 

Stomach abdomen pain or menstrual ache

 

麻痺性イレウスは医薬品の副作用によっても発症します。

たいていの薬剤性の麻痺性イレウスは、

原因薬剤の投与をやめると症状は改善してくることが多いとされます。

 

原因薬剤の投与をやめても症状が改善されない場合は、

機械的イレウスを疑う必要があります。

 

腸管の絞扼が疑われる場合は手術治療を検討することも必要です。

 

スポンサーリンク

 

原因薬剤の投与をやめることで症状が改善されたら、

麻痺性イレウスを誘発しうる

医薬品の使用は控えるのが原則です。

 

ただし抗がん剤が原因薬剤の場合は、

減量して治療を継続することが望まれます。

 

抗がん剤で麻痺性イレウスを起こす頻度が高い薬剤には、

次のような薬があります。

 

ビンカアルカロイド系薬剤(ビンクリスチン、ビンデシン、

ビンブラスチン、ビノレルビン)や

タキサン(パクリタキセル、ドセタキセル)が

麻痺性イレウスを起こす頻度が高いとされています。

 

癌患者の場合、

抗がん剤以外にも癌性疼痛に対する

オピオイド性鎮痛薬や鎮痛補助薬としての

向精神薬が処方されていることが多いと言われています。

 

薬の処方の仕方を変えることも必要になるでしょう。

 

1・2・・>>次のページへ

 - イレウス


スポンサーリンク




↓ ↓ ↓

今すぐ癌を早期発見する

  関連記事

ireus
小腸の病気の種類!意外と知らない小腸の疾患について

スポンサーリンク 小腸の病気としてよく知られているのは、腸閉塞でしょう。 腸が詰 …

人間ドック
絞扼性イレウスのCTや聴診所見!好発部位について!

イレウスの種類の中でも 予後が悪いことが多い絞扼性イレウス。   入院 …

odagiri
オダギリジョーと香椎由宇の子供が病気で亡くなった!絞扼性イレウスの恐怖

オダギリジョーさんと香椎由宇さんの 次男(1歳)が20日に亡くなりました。 …

排便 便秘 高齢者 男性
麻痺性イレウスと脊髄損傷の関係は?術後の介護計画について!

現在、 日本には10万人以上の 脊髄損傷患者がいるとされています。   …

便通 下痢 女性
イレウスとサブイレウスの定義について!

イレウスとは、 腸管の通過が阻害された状態を言います。   何らかの原 …

シニア男性患者を見舞うシニア女性
イレウスの治療ガイドライン!術後は鎮静剤と点滴で生活?

イレウスは、 痙攣痛、嘔吐、重度の便秘、 排ガスの停止などの症状が現れる疾患です …

Doctor to write to the medical record
癒着性イレウスの予防方法!手術や治療についてはこちら!

開腹手術を受けてからというもの、 退院してからも食後や排便・排尿時、 ガスが出る …

老人ホームで食事を準備する介護福祉士
癒着性イレウスの食事について!指導や療法はこちら!

食べ物が原因でイレウスになることがあります。   腸管の通過障害を起こ …

Young beautiful woman is having stomach ache.
麻痺性イレウスとは?原因や術後の症状は?

スポンサーリンク 麻痺性イレウスは、腸管の器質的な病変が無いのに腸内容の通過障害 …

Stomachache
痙攣性イレウスとは?

イレウスには、 腸管の神経障害や腸管内の血流の悪化によって 腸の蠕動運動が 悪化 …