小腸の病気について学ぼう

小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

*

サブイレウスの正式な病名は?

   

便秘がひどく、

お腹が張った感じがし、

嘔吐も起こるので、

受診したところ「サブイレウスですね。」

と医師に言われることも少なくないようです。

 

日常的な診療の場面でしばしば耳にする

「サブイレウス」という言葉。

 

しかしサブイレウスは学術用語ではありません。

 

「サブイレウス」を日本語に言い換えた

「亜腸閉塞」という言葉も、

同様に学術用語ではありません。

 

辞書や医学の教科書、

あるいは日本外科学会の用語集にも、

「サブイレウス」「亜腸閉塞」という言葉は見いだせません。

 

スポンサーリンク

 

公的な場でのサブイレウスの呼び名

 

「イレウス」または「腸閉塞」とは、

腸管において、

いろいろな原因によって

腸内容物の通過障害を起こした状態です。

 

通過障害を起こす物理的な閉塞起点が存在し、

腸管の拡張や虚脱の境界が

明瞭なものを機械的イレウスと言います。

 

腹痛、嘔吐、腹部膨満感、

排便や排ガスの停止などの症状が見られます。

 

排便や排ガスの停止は診断上重要なものですが、

閉塞下部にあったガスや便が排出されることがあり、

診断では慎重な判断が求められます。

 

スポンサーリンク

 

「サブイレウス」とは、

機械的な通過障害でも、

完全な閉塞までには

至っていない程度の狭窄による通過障害です。

 

腹部膨満感、悪心、

嘔吐などの症状を示す病態を

「サブイレウス」と呼んでいます。

 

学術用語ではない「サブイレウス」という言葉。

 

公式の場では「亜イレウス」

という名称が用いられています。

 

平成18年5月31日東京地裁で判決が言い渡された

事例の医学的知見に

「亜イレウス」という言葉が用いられています。

 

この事例は、

絞扼性イレウスを疑って速やかに

開腹手術をすべきであったのに、

被告病院の医師はこれを怠ったとして、

患者の遺族らが損害賠償請求をしたものです。

 

判決では、

医師らがイレウスの種類について確定診断し、

それに応じて直ちに開腹手術すべきであったにも関わらず、

これを怠った過失があると確定判断し、

逸失利益と慰謝料等が認容されました。

 

この裁判の過程でイレウスの種類についての

医学的知見が述べられました。

 

その際に用いられたのが

「亜イレウス」という言葉です。

 

1・2・・>>次のページへ

 - イレウス


スポンサーリンク




↓ ↓ ↓

今すぐ癌を早期発見する

  関連記事

Sanfte Medizin im Verdauungstrakt - Infografik
単純性イレウスとは?

腸管内容物の肛門側への移動が障害されるイレウス。 イレウスは、 腸管内容物の通過 …

Esophagogastroduodenoscopy or oesophagogastroduodenoscopy or pan
イレウス管チューブは持続吸引器に固定して使う構造(仕組み)?

イレウス管での治療に必要なものは、 チューブ、排液バック、 持続吸引器です。 イ …

??????????
絞扼性イレウスの原因や術後の症状は?介護のポイントは!

手術の絶対適応であるイレウスがあります。 絞扼性イレウスです。   絞 …

診察をする女医
急性膵炎と麻痺性イレウスの関係は?

麻痺性イレウスは、腸管の動きが鈍くなり、 排便が困難になることによって起こる病気 …

ireus
小腸の病気の種類!意外と知らない小腸の疾患について

スポンサーリンク 小腸の病気としてよく知られているのは、腸閉塞でしょう。 腸が詰 …

Doctor Looking at X-Ray
サブイレウスとは?症状や原因について!治療法・看護・食事は?

腹痛、嘔吐、著しい便秘が見られたら、 多くは内科を受診することでしょう。 &nb …

Focus doctor looking at X-Rays
サブイレウスとは?

開腹手術を受けた経験がある人に しばしば見られるひどい便秘。 腹痛を伴うようにな …

腰痛を訴える女性
絞扼性イレウスとは?

緊急手術が必要になるイレウスがあります。 絞扼性イレウスです。   腸 …

シニア男性患者を見舞うシニア女性
イレウスの治療ガイドライン!術後は鎮静剤と点滴で生活?

イレウスは、 痙攣痛、嘔吐、重度の便秘、 排ガスの停止などの症状が現れる疾患です …

ireus
小腸イレウスとは?原因は何?治療法は手術だけなのか?

スポンサーリンク 最近、テレビや雑誌などで腸の環境について取り上げられていること …