十二指腸ポリープとは?悪性の場合は命に関わる?
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ポリープが、十二指腸にできることが、あります。
十二指腸の粘膜にできた、イボ状のものが、十二指腸ポリープです。
ポリープは、がん化することがあります。
十二指腸ポリープは、どうなのでしょうか?
よく見られるのは、良性のブルンネル腺腫
十二指腸ポリープは、きわめて稀な病気です。
1万人に2~3人ほどしか、見られないとされています。
自覚症状は、ほとんどありません。
健康診断で、バリウム検査などを受けた時に、発見されます。
十二指腸は、胃の出口と小腸の間にある器官です。
胃に近い方から、球部、球後部、下行部、水平部に分けられます。
イボ状のものが見つかることが多いのは、球部です。
球部に見つかるイボ状のものは、ブルンネル腺腫です。
ブルンネル腺とは、酸性の胃液から小腸を守るために、アルカリ性の粘液を分泌している腺のことです。
ブルンネル腺の過形成が原因で、イボ状のものが形成されているのが、ブルンネル腺腫です。
正常なブルンネル腺が集まっているもので、悪性ではありません。
ブルンネル腺腫が、がん化することは、ありません。
そのため、厳密には、ブルンネル腺腫は、「腺腫」ではありません。
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炎症性ポリープも、癌とは無関係
十二指腸の粘膜にできたイボ状のもの、十二指腸ポリープには、ブルンネル腺腫の他に、炎症性ポリープもあります。
炎症性ポリープとは、粘膜の炎症によって、発生するポリープです。
炎症性ポリープも、癌とは無関係とされています。
十二指腸ポリープの大半は、良性のものとされ、放置しておいても、構わないと言われています。
ポリープの形から判断して、悪性でないと見なされたものは、1年後の経過観察で十分とされています。
十二指腸ポリープの大多数は、経過観察で良いものです。
1センチ以上になったら、念のため切除
十二指腸ポリープのうち、炎症性ポリープでなく、ブルンネル腺成分を持っていない、イボ状のものが、腺腫です。
ブルンネル腺成分を持っていない、腺腫では、悪性の可能性があるとされています。
そのため、ブルンネル腺成分を持たない十二指腸ポリープで、1センチ以上の大きさになっているものは、内視鏡的に切除した方が良いとされています。
ただし、十二指腸の癌は、普通、十二指腸ポリープを経由せずに起こるとされています。
十二指腸ポリープと十二指腸の癌との関係は、定かではありません。
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