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大腸憩室症とは?どんな症状や異常がみられるのか?

      2016/12/15

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自覚症状が乏しい病気は、少なくありません。

そのような病気の1つが、大腸憩室症です。

耳慣れない「大腸憩室」とは、そもそも何でしょうか?

「大腸憩室症」とは、どのような病気でしょうか?

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大腸の一部が袋状になる大腸憩室

大腸憩室とは、大腸の粘膜の一部が、腸管内圧の上昇によって袋状になって、腸壁の外側に飛び出したもののことです。

袋の大きさは、直径約2.5ミリメートル程度の小さなものから、直径2.5センチメートルを超える大きなものまで、さまざまです。

この憩室がたくさん出来た状態を、大腸憩室症と言います。

憩室は、大腸のどこにでもできる可能性がありますが、よく出来るのは、上行結腸とS状結腸です。

特に、直腸の直前で大腸の最後の部分に当たるS状結腸には、最もよく見られます。

従来は、下腹部の左側に当たるS状結腸に憩室が多く出来るのは、欧米の人であり、日本人は右側の上行結腸に多く出来ると言われていました。

しかし、近年の食生活の欧米化に伴い、日本人にもS状結腸に憩室が多く出来るケースが増えています。

大腸憩室は、憩室壁の構造によって、2つに分類されます。

憩室壁が腸壁のすべての層から成るものを真性憩室、もしくは、先天性憩室と言います。

憩室壁が筋層を欠くものは、仮性憩室、もしくは、後天性憩室と言います。

大腸憩室の大部分は、憩室壁が筋層を欠く仮性憩室です。

大腸憩室症は、比較的高齢者に多い病気です。

大腸検査を行うと、10%くらいの頻度で見つかるとされ、比較的ありふれた病気とされます。

大腸検査で憩室が偶然発見されるケースは、少なくありません。

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→便が細いし残便感が起こるのは大腸がんの初期症状?

無症状のまま経過することも多い

大腸憩室症の多くは、無症状のまま経過します。

憩室自体は、危険なものではありません。

大腸検査で憩室があると指摘される人の多くは、自覚症状は無いようです。

ただし、原因不明の痛みを伴ったけいれん、下痢や軟便や便秘などの便通異常、血便、腹部膨満感を起こすこともあります。

これらは、腸運動の異常に基づく症状で、過敏性腸症候群に似た症状です。

また、憩室内に便が溜まり、血管を傷つけたことで炎症が起こると、憩室炎が引き起こされます。

憩室炎になると、強い腹痛、発熱、下血といった症状を伴います。

典型的なケースでは、急に下腹部が痛みだし、下痢が始まり、周期的に下腹部がしぼるようになります。

時間が経つと、熱が出てきて、赤黒い便が出るようになります。

腹痛が周期的に生じるのが、特徴です。

憩室炎は、治療を要する病気です。

大腸憩室症の約10~20%に出現するとされています。

盲腸付近の右側の大腸の憩室炎は、症状が急性虫垂炎とよく似ています。

→過敏性大腸炎をチェック!病気に効果のある食事法とは?

 - 大腸憩室症


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