小腸の病気について学ぼう

小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

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虚血性小腸炎・ウイルス性小腸炎・潰瘍性小腸炎のそれぞれの特徴!

   

小腸は病変が気づかれにくい部位です。

もともと器質性病変が少ないうえに検査が困難だからです。

消化器に不調を感じて受診しても、

まず検査が行われるのは胃や大腸です。

 

胃や大腸に病変がどうしても見つからない場合、

初めて小腸が疑われます。

小腸の病気の中でも稀な虚血性小腸炎についてまとめてみました。

 

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虚血性小腸炎の症状と原因

最初から虚血性小腸炎が疑われるということは、

まずありません。

医師

非常に稀な疾患であるというだけでなく、

症状に特異なものがあると報告されていないからです。

虚血性腸炎については、

急激な腹痛と血便が夕方くらいに見られることが多いと言われています。

 

左側結腸に発生しやすいとも指摘されています。

ただし、虚血性腸炎の大多数は大腸に発生しています。

小腸に発症するケースは大変に珍しく、

1999年時点での報告例は日本では40例に過ぎません。

 

軽度の腹痛と腹部膨満感を訴えて受診し、

腹部単純X線検査で小腸にはっきりとした

鏡面形成像を確認したために入院した虚血性小腸炎の患者で、

当初は亜腸閉塞と診断されたケースもあります。

 

亜腸閉塞と診断されたために、

絶飲食による経過観察。

 

一時症状が改善したので経口摂取を開始したところ、

症状が再燃してしまい、

開腹手術をしたあげくに虚血性小腸炎が発見されたということもあります。

 

虚血性小腸炎は、

血管が閉塞したり狭まったりしたことによる血行不全、

ヘルニアなどによる絞扼、腹部外傷、

血管炎、放射線照射、

塩化カリウム腸溶錠などの薬剤による潰瘍などが原因とされています。

 

このうち、

血行不全が原因のものを突発性の

虚血性小腸炎とすべきであるというのが一般的な考え方です。

 

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虚血性小腸炎の治療と検査方法

報告されている虚血性小腸炎の約90%は、

狭窄腸管の部分切除が行われています。

 

小腸は、

側副血行路に富んでいるため、

虚血性病変が発生しにくいと考えられています。

 

他の病気を疑って治療したものの、

症状が改善されず、

開腹手術をした結果、

虚血性小腸炎が見つかったというケースも少なくないようです。

 

当初から虚血性小腸炎の病変部を切除するために手術をしたというよりも、

開腹手術をして虚血性小腸炎を発見したので

狭窄部位を切除したというケースが、

90%の中には少なからず含まれていると考えた方が良いでしょう。

 

血行不全のために腸粘膜が暗黒色の壊死状態を示す場合には

早急に切除する必要があります。

 

ただし、

事前に壊死を確認するのは容易ではありません。

 

内視鏡検査が最も分かりやすいのですが、

全身状態が不良で内視鏡検査が不適当な場合もあります。

安易に内視鏡検査を行うと、

壊死した部位で穿孔が生じる危険性もあります。

 

腹部造影CTが腸管壊死を示す症状を見出すには有用とされています。

 

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