小腸の病気について学ぼう

小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

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小腸腫瘍の症状は?鑑別診断後に治療手術の流れ?

   

小腸腫瘍の頻度は

全消化管腫瘍のおよそ3~6%です。

 

小腸には40種類以上の

腫瘍性病変が発生し得ると言われています。

そのうちの約3分の2は悪性とされています。

 

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小腸腫瘍の症状と治療法

良性の小腸腫瘍は

腸重積であることが多くなっていますが、

腸重積を除くと特に自覚症状はありません。

 

悪性腫瘍では、

腸閉塞、腹痛、腹部膨満感、

腹部腫瘤、嘔吐、悪心、

下痢、下血、貧血といった症状を示します。

 

またカルチノイド症候群による小腸腫瘍では、

腹痛や下痢の他、顔面紅潮、

喘息発作様症状、右心不全といった症状を示し、

この場合の腫瘍はヒスタミン、

プロスタグランジン、キニン、

セロトニンといったホルモン産生腫瘍となります。

 

腸 イラスト

 

腹痛、嘔吐、悪心、

下痢、下血、貧血、腹部腫瘤、

腸閉塞様症状を呈していても、

上部消化管・下部消化管を精査した時に

原因疾患が同定できない場合、

小腸腫瘍が疑われます。

 

X線や超音波検査を行います。

 

そこで病変が発見されたら内視鏡下で観察し、

生検を行って診断を確定します。

 

近年、カプセル内視鏡や

ダブルバルーン内視鏡の登場によって

小腸腫瘍の診断は急速に進歩しました。

 

しかし小腸腫瘍は、

腫瘍が増大し症状が現れてから

診断されることが依然として多い病気です。

 

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十二指腸および回腸に見られる腫瘍は、

内視鏡的摘除に問題が無ければ

内視鏡的ポリペクトミーによる治療方法が採用されます。

 

ただし一定の基準を満たした大きさの良性腫瘍のうち、

悪性腫瘍との識別が難しいケース、

あるいは腸重積を

引き起こすほど腫瘍が進行しているケースでは、

外科的に切除する治療法が選択されます。

 

またカルチノイドや平滑筋肉腫(GIST)は

原則として手術が第1選択となります。

 

悪性リンパ腫に対しては、

放射線療法をはじめ、

化学療法、

外科的切除などを単独あるいは

併用して治療が行われます。

 

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 - 小腸腫瘍


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