小腸の病気について学ぼう

小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

*

単純性イレウスの主な原因は小腸腫瘍なのか?

   

小腸腫瘍は極めて稀な疾患です。

全消化管腫瘍に占める

小腸腫瘍の割合は3~6%に過ぎません。

 

しかし病変が確認された時には

悪性腫瘍であることが多いのが小腸腫瘍です。

 

小腸に発生し得る腫瘍性病変の

約3分の2は悪性と言われています。

 

小腸腫瘍が疑われ、

腸閉塞様症状を呈している時には

緊急手術が行われます。

 

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小腸腫瘍を疑っての緊急手術

 

嘔吐を繰り返し、

立っているのが辛いほどの腹痛を

訴えて受診した患者の場合、

CT検査が行われます。

 

CT検査でたとえば子宮右側近くで

腸管の口径差が認められ、

その付近の小腸壁の肥厚が確認されたら、

小腸腫瘍もしくは炎症によるイレウスと診断されます。

 

Young man drunk or sick vomiting

 

いずれにしても緊急性の高い状況なので、

即日入院となります。

 

入院と同時に手術も行われます。

 

放置すると命に関わりかねない状況だからです。

 

手術は腹腔鏡補助下で行うことが可能であり、

腹腔鏡によった手術の方が

患者への負担は少なくて済みます。

 

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小腸腫瘍の疑いで行われた

過去の手術例ではほとんどのケースで、

CT検査でイレウスが確認されています。

 

CT検査に先立って行われる

腹部単純X線検査で拡張した小腸ガスが認められ、

その時点でイレウスの可能性が生じると言えます。

 

手術では閉塞部分を探すことが重要になります。

 

拡張した小腸を手術では口側に辿るのが普通です。

 

多くの場合、

回盲部から口側20~120cmの範囲

つまり回腸末端に閉塞部が見出されます。

 

閉塞部は白っぽく腫瘤状に

全周性に引きつれています。

 

手術ではその狭窄部分が切除されます。

 

併せて近傍に認める腫大リンパ節も切除されます。

 

小腸腫瘍では悪性リンパ腫も少なくないためです。

 

切除標本で悪性の腫瘍であるか否かを

確認するという運びです。

 

切除標本で単発性の小腸潰瘍が認められ、

病理学的に単純性小腸潰瘍と

診断されるケースもあります。

 

単純性小腸潰瘍も原因が明らかでない疾患です。

 

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 - 小腸腫瘍


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