小腸の病気について学ぼう

小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

*

小腸腫瘍の頻度は?

   

小腸は長さでは消化管の75%を、

粘膜面積では消化管の90%を占めるとされています。

 

小腸にもさまざまな腫瘍性病変が存在します。

 

小腸に発生する腫瘍性病変は40種類以上とされています。

 

しかし小腸腫瘍の頻度は

全消化管腫瘍のおよそ3~6%に

過ぎないと言われてきました。

 

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小腸腫瘍の診断治療における現状と課題

発生頻度が低い一因には、

小腸疾患に対する内視鏡検査をはじめとする

診断的アプローチが困難であったこともあります。

 

そのため小腸腫瘍は長らく実態を

正確に知ることが困難な疾患とされてきました。

 

消化器を担当する医師の間ですら、

小腸腫瘍は想起されにくい疾患と

言われてきたのが実情です。

 

検診をする医師

 

小腸腫瘍については、

大まかにはその3分の2が悪性と言われています。

 

悪性の小腸腫瘍の95%は、

腺癌、悪性リンパ腫、カルチノイド、

平滑筋肉腫の4疾患です。

 

カルチノイドの占める割合は、

日本では欧米に比べて低いとされています。

 

小腸腫瘍の場合、

悪性のものはかなり進行した状態で

発見されることが多く、

予後は不良なものが多いと言われてきました。

 

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小腸腫瘍の10年

しかしここ10年ほどの間に

小腸腫瘍の診断技術は急速に進歩しました。

 

カプセル内視鏡、

バルーン内視鏡などの普及によって

小腸疾患を医師が実際に見られるようになりました。

 

小腸疾患を実際に見られるようになったことで、

小腸腫瘍を経験することも次第に

稀なことではなくなりつつあります。

 

従来は進行してからしか診断されなかったような小腸癌も、

小腸疾患診断技術の向上によって

根治的手術が可能な段階で

診断されることも増えてきています。

 

ただし日本におけるカプセル内視鏡の保険適応は、

小腸出血が疑われる場合に限られています。

 

小腸腫瘍の根治を目指すうえで、

カプセル内視鏡の保険適応を

拡大することは重要な課題と言えるでしょう。

 

また小腸腫瘍を経験する

医療従事者が増えることによって、

安全で効率的な内視鏡治療方法を確立することや

効果的な治療間隔を見出していくことも、

今後の課題です。

 

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 - 小腸腫瘍


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