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小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

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慢性炎症性疾患や急性炎症性疾患とは?原因について!

   

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炎症は、生体の重要な防御機能の一つです。

生体を防御するうえで、炎症は無くてはならない反応ですが、炎症が不必要に起こったり、長期間にわたって炎症反応が起こったりすると、疾患を憎悪させたり、新たな疾患を引き起こしたりします。

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急性炎症と慢性炎症とではさまざまな違いがある

一般的な炎症は、感染や外傷などによって自己の細胞が破壊された場合に機能する、いわゆる急性炎症です。

発熱、腫れ、痛み、赤みなどの炎症反応が起こります。

このような炎症反応は、慢性炎症では、ほとんど確認できません。

慢性炎症は、「くすぶったような」と表現される、非常に低いレベルの炎症とされています。

予後についても、急性炎症と慢性炎症では違いがあります。

急性炎症は、多くの場合、組織の再構築にまで変化は至っていません。

そのため、比較的治りやすいとされています。

しかし、慢性炎症は、組織が線維化したり、マクロファージなどの炎症細胞が入ってきたりして、組織の細胞が肥大・増殖して構造が変わり、機能障害を起こしています。

そのため、慢性炎症は、根治が難しいとされています。

▶︎潰瘍性大腸炎やクローン病の治療薬や食事・患者数や検査方法は?

慢性炎症性疾患の範囲は多岐にわたる

慢性炎症という考え方は、一般的な炎症性疾患だけでなく、今日では多岐にわたる疾患を引き起こす初期の要因として重要であることが分かってきました。

癌はもとより、肥満、メタボリックシンドローム、動脈硬化性疾患などの生活習慣病にも、慢性炎症は関係するとされています。

また、アルツハイマー病、腎不全、肝硬変などでも、慢性炎症は重要な因子と言われています。

アルツハイマー病のような加齢疾患との関係が指摘されてきたことは、今後の加齢疾患の治療法を究明するうえで重要なことでしょう。

慢性炎症の原因となるものには、内因としては、脂肪細胞の肥大化、動脈硬化、自己免疫などが指摘されています。

外因としては、結核菌や真菌のような毒性の弱い微生物による持続的な感染、アスベストなどの毒性の弱い異物が肺に吸入された場合などがあると言われています。

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▶︎潰瘍性大腸炎とクローン病の違いや相違点について比較してみた!

慢性炎症性疾患の原因として注目されている免疫異常

慢性炎症という考え方がさまざまな疾患の発生と関連づけられるようになったのは、最近のことです。

慢性炎症性疾患がどのように発症するのかについての分子レベルでの研究は、まだ進んでいません。

分子レベルでの発症機構がよく分かっていないことが、慢性炎症性疾患の根治を難しくしています。

慢性炎症の内因の中で現在最も注目されているのは、自己免疫です。

自己免疫が何らかの原因で異常をきたしたことが、炎症性疾患の発症に深く関わっていると考えられています。

炎症性疾患の代表的な病気にクローン病潰瘍性大腸炎がありますが、いずれにおいても、原因には免疫異常が関係していると考えられています。

▶︎クローン病の手術に迷いで決断が…全身麻酔になるのか?

 - 炎症性疾患


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