直腸がんの症状をチェック!痛みや出血について!
大腸がんは、他の消化器がんに比べると、根治率は高いとされています。
早期に発見すれば、ほぼ治ると言っても良いほどです。
しかし、がんで常に上位に入っているのが、大腸がん。
それほど急速に患者数が増えていることの表れと言えるでしょう。
大腸がんの中でも患者数が多いとされる直腸がんでは、どのような症状が現れるのでしょうか?症状を知って、早期に受診につなげたいものです。
初期にはほとんど痛みを感じない
大腸がんは、がんができる部位によって、結腸がんと直腸がんに分けられます。
発症率は、ほぼ同じ程度。直腸は、大腸末端の15cm程度で、大腸全体の10%にあたります。
その限られた部位に、大腸がんの約半数が出来ます。がん発症の割合が高い部位だと言えるでしょう。
がんが結腸にできた場合は、初期から腹痛が見られることが多いとされています。
結腸がんの約80%は、初期症状として、さしこむような腹痛を伴うと言われています。
しかし、がんが直腸にできた場合、気になるような腹痛は、ほとんど感じられません。
このことが、直腸がんの発見を遅くしています。
腫瘍が大きくなると、直腸がんでも痛みを感じるようになります。
ただし、腹痛という感じとは異なることが多いようです。
痛むのは、肛門の奥や臀部。
鈍痛や放散痛とされています。腫瘍がさらに大きくなると、直腸の狭窄が進んで、腹部膨満感や腹痛を感じるようになります。
さしこむような痛みは、直腸がんでは、腫瘍が大きくなっても感じることがないようです。
腹痛の種類が、がんのできた部位によって異なることに注意しましょう。
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直腸がんでは鮮やかな血便で気づくことも多い
腹痛というサインが現れにくい直腸がん。
しかし、病気のサインが全く無いわけではありません。
出血です。
がんの表面は血管が豊富です。
組織ももろいため、便が通過する際のちょっとした刺激で出血します。
直腸は肛門に近いため、がんから出血すると、便に血液が付着して出ることも少なくありません。
血液は、鮮やかな赤です。
鮮やかな血便で異常に気づく人は、少なくありません。
ただし、痔の人は、痔と誤解してしまうこともあります。
痔との違いは、残便感です。
痔では残便感はありませんが、結腸がんではしばしば残便感に悩まされるようです。
直腸の内腔が、がんで狭くなると、便が細くなります。
細くなった便をしっかり排泄した後も、肛門近くに出来た腫瘍が刺激となって、便が排泄しきれていないという感じを起こすようになります。
腫瘍を残便と誤認するのです。そのため、便意があるのに出ないという不快な状態に陥ります。
直腸がんでは、強い便意と下痢が特徴とされています。
50代以上になって残便感に悩まされ、便に鮮やかな色の血が付着することがあるようなら、直腸がんかもしれません。
早期に治療をすれば根治率が高い病気です。病院できちんと検査を受けましょう。
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