小腸の病気について学ぼう

小腸腫瘍・腸重積・腸閉塞・吸収不良症候群・クローン病

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腸閉塞の原因は腹膜播種?手術が必要なのか?

   

腸閉塞の原因の一つに腹膜播種があります。

腸閉塞の開腹手術を行った時に

腹膜播種が発見されるというのが実情です。

 

腹膜播種は大腸がんや

胃がんの進行の最終段階で認められます。

 

稀に肺がんで生じたケースもあります。

 

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腹膜播種が原因の腸閉塞

 

腹膜播種は、

癌が米粒を播いたように

腹膜に転移しているため、

早期の段階でCTや

MRIなどの画像検査で発見しにくいものです。

 

腹膜播種を発見する最も確実な方法は、

腹部に小さな穴をあけ、

腹腔鏡を挿入して観察する方法です。

 

しかし腹腔鏡を挿入するには

全身麻酔をかけます。

 

患者の負担が大きく、

実施できないのが現状です。

 

その結果、

腹膜播種によって腸閉塞を起こし、

腸閉塞の開腹手術を行ってみて

腹膜播種が判明したというケースが数多く見られます。

 

腹膜播種が見られる段階になると、

他の消化管への転移を伴うことも多いため、

現在のところ治療方法は2つしかありません。

 

実験的治療の一環として科学療法を試み、

可能な限り生存期間の延長をはかるという方法が1つ。

 

もう1つは腸の通過障害を除く

バイパス手術にとどめるという方法です。

 

看護士

科学療法を選択する場合に

注意することが3つあります。

 

まず抗がん剤の副作用が出やすいということです。

 

腹膜播種が見られる段階に至ると

全身状態はかなり悪化していると言えます。

 

全身状態が悪化しているところに

科学療法を行うと副作用が出やすくなります。

 

また腹膜播種で

敗血症なども起こしやすくなっているため、

科学療法を試みることでかえって

死期を早めることも少なくありません。

 

加えて全身状態の悪い患者に

科学療法を行う場合には医師の集中管理下で行うので、

患者は残された時間を自由に使うことが難しくなります。

 

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腸の通過障害を除く

バイパス手術にとどめて閉腹した場合には、

中心静脈への点滴によって栄養を補給することになりますが、

食事を摂ることは可能になります。

 

腹膜播種をそのままにして、

残された日々をできるだけ良い状態で過ごし、

自らの人生をまっとうすることが

医療行為の目的になります。

 

症状の緩和と生活の質の維持に徹する方法です。

 

腸閉塞の手術で腹膜播種が分かった場合、

残りの人生をどのように過ごしたいのかを

家族とも十分に話し合うことが必要でしょう。

 

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 - 腸閉塞


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