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腸閉塞とは?イレウス管を入れるとガスが出る?

      2015/04/03

腸閉塞を起こすと

ヘソ周りから

腹部全体にかけて

激しい痛みを覚えます。

 

激しい痛みと痛みが和らぐことを繰り返します。

 

疝痛発作と呼ばれる症状です。

腸閉塞の特徴とも言える

疝痛発作が現れる頃には嘔吐が始まり、

発熱と悪寒も伴います。

 

こうした症状が現れたら、

病院を至急受診する必要があります。

 

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腸閉塞治療におけるイレウス管

腹痛や嘔吐の具合、

および血液検査の結果を見て、

腸閉塞の治療は始まります。

 

腸閉塞の治療において最も大事なことは、

直ぐに手術をする

必要があるかどうかを

見定めることです。

 

腸管への血流が途絶えた場合には

直ぐに開腹手術をしなくてはなりません。

 

ただし、

開腹手術の後遺症としても

腸閉塞は起こりやすいため、

手術に踏み切るタイミングを見定めるには

経験豊かな医師の診察が欠かせません。

 

obstruction1

腸閉塞の一般的な治療法としては、

まず絶飲絶食とし、

胃内に逆流した消化液や

腸内容物の吸引のために

胃ゾンデを挿入留置します。

 

胃ゾンデとは鼻から

挿入して先端を胃内に留置する管のことです。

 

胃ゾンデを挿入留置することで

腸管の拡張が軽減されます。

 

軽度の癒着性腸閉塞であれば、

この処置だけでよくなることもあります。
胃ゾンデでは十分な吸引ができず、

まだ手術に踏み切れない状態の時に

イレウス管を挿入します。

 

イレウス管は、

胃ゾンデよりも全長が長く、

先端を小腸から大腸まで進めることができます。

 

ガスと腸内容物で

お腹がパンパンに張っている場合には、

イレウス管を挿入すると

自動的に排液が出てきます。

 

腸内のガスはゲップとなって出てくることもあります。

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口から入った空気は、

通常は肛門からガスとして排出されたり、

血液中に吸収されて腸から消えていきます。

 

しかし、

腸閉塞では、

腸管の運搬機能、

吸収機能が低下しているため、

ガスは下からは出ません。

 

腸管内には胃液や腸液などの消化液、

ガスなどが溜まります。

 

こうして溜まったガスや消化液、

腸内容物などを吸引するのがイレウス管です。
腸閉塞の治療では、

イレウス管を挿入しつつ、

造影剤で閉塞部分を診ることもしばしばあります。

 

また、

水分や栄養、

電解質などの補給のための点滴を行い、

腸管内の細菌の抑制を

目的として抗生物質を投与します。

 

イレウス管は開腹手術を決断する前の

腸閉塞治療における命綱とも

言える役割を果たします。

 

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 - 腸閉塞


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