食道がん初期の手術時間や費用!治癒率や生存率100%!再発もなし?
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日本人のがん死亡の第6位になる食道がん。
食道がんによる死亡者は、年間、約1万1000人と報告されています。
患者は、男性に圧倒的に多く、40歳代後半以降に増加することが知られています。
働き盛りを襲う食道がん。
生存率はどのくらいなのでしょうか?
手術を受けるとなったら、時間や費用はどのくらいかかるのでしょうか?
食道がんはタチの悪いがん
食道は、咽頭と胃をつなぐ細長い臓器です。
漿膜という外側の丈夫な膜が無いのが特徴。
そのため、がんを発症した場合、他の臓器に浸潤しやすいと言えます。
食道の周辺には、体の中心を通る大きな血管やリンパ節、肺、心臓、胃などの臓器が隣接しています。
食道がんを発症すると、これらの臓器に転移する可能性があります。
太い血管が食道の近くを通っているため、遠くの臓器にも転移しやすいという特徴があります。
他の臓器への浸潤や転移が起きやすいため、食道がんは、胃がんや大腸がんなどの他の消化器系のがんの中で、最も治療後の予後が悪いとされています。
がんでは、治療を始めた人の中で5年後に生存しているかどうかをみる5年実測生存率によって、治療効果を示します。
公益財団法人がん研究振興財団の調査では、食道がんの5年実測生存率は、ステージIで67.4%です。
7割を切っているのが注目されます。ステージIIでは38.0%。
ステージIIIで19.7%。
ステージIVで9.1%です。
平均は、34.6%。
食道がんの5年実測生存率は、全種類のがんの平均よりもすべてのステージで下回っています。
特にステージIやステージIIでの数値の低さは、注目されます。
治療後の予後が悪いとされる食道がん。
食道がんも、がんがまだ粘膜内に留まっているステージ0期の段階で治療を開始すれば、ほぼ100%完治させることができるとされています。
ただし、食道がんは、症状が非常に乏しいため、がんが進行した状態で発見されることが多く、予後が悪いがんとなっています。
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▶︎食道がん末期の症状は?ステージがどの位で咳や吐血が見られるのか?
手術は大規模なものになる
がんが食道壁の粘膜下層までに留まる表在型のがんのうち、リンパ節転移が無い食道がんについては、内視鏡治療が行なわれます。
内視鏡治療では、治療時間は1時間くらい。
入院期間は、おおよそ1週間とされています。
このレベルを越える食道がんについては、手術が行なわれます。
手術は、がんが発生した臓器と転移している可能性があるリンパ節を取る治療です。
食道がんのほとんどは胸の中に発生するため、通常、右の胸を開き、胸部食道をすべて切除します。
食道を取った後には、食べ物が通る道を作りなおす必要があります。
通常、胃を細い管にして食道の代用とします。胃は腹部の臓器なので、お腹も切らなくてはなりません。
胃を幅3cmほどの管にしたら、首に残っている食道とつなぎます。
この際、首にもメスを入れることになります。
食道がんの手術は、胸とお腹と首にメスを入れる大きな手術となります。
手術時間は、8~10時間。
入院期間は、平均して33日とされています。
治療費と手術費用の自己負担額を合わせると、約91万6000円と計算されています。
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